朝の歯磨きは朝食を食べる前か後か!正しいのはどちらなのだろうか!

不思議なルール

起床後にまずすることと言えば何でしょう。

トイレに行く、顔を洗う、歯を磨く。

この流れの人が多いのではないでしょうか。

多少の入れ替わりがあったとしても、ほとんどの人がトイレと洗面所に向かうはずです。

ところが、歯磨きに関しては意見が分かれるようです。

歯磨きは朝ごはんを食べた後じゃないの?

いやいや、朝ごはんを食べる前でしょ。

2つの意見に分かれるのですが、どちらが正解なのでしょうね。

人によって様々な意見があると思いますが、歯の健康とエチケットの両面から掘り下げてみたいと思います。

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起床後の口の中

朝目覚めた時の口の中には、便10g分に匹敵するほどの細菌が繁殖しているというのは、よく言われている説です。

大げさだと思うかも知れませんが、どうやらホントらしいですね。

なぜ眠っている間にそんなに細菌が繁殖するのかという理由は、唾液の減少です。

唾液には、口の中に細菌が増えないようにする作用があります。

しかし、眠っている間は分泌量が激減するのです。

その結果、お口の中の最近はみるみる元気になって、朝の口の中には大量の細菌がウヨウヨしているわけです。

そう考えると、やはり朝の歯磨きは朝食前が正しいのでしょうか。

起床後の歯磨きのタイミング

起床後の歯磨きのタイミングは、朝食前と朝食後に分かれます。

朝食をとらない人は、朝食前に含まれると思いますが、どちらが多数派なのかわかりません。

双方のタイミングで歯磨きをするメリットとデメリットを見比べてみましょう。

朝食前

朝食前に歯磨きをするメリットは、睡眠中に繁殖した細菌をきれいに洗い流した状態で食事できる点です。

細菌と一緒にご飯を食べるなんて、想像すると気持ち悪いですよね。

ですから、スッキリと清潔なお口で朝ごはんを食べるのは気分が良いでしょう。

デメリットは、食後の歯磨きをしないことで、虫歯や歯周病菌の繁殖のリスクがあることです。

せっかくキレイに歯磨きをしても、朝ごはんの食べカスが歯の間などに残っていると、それが虫歯や歯周病菌のエサになってしまいます。

すでに虫歯や歯周病がある場合、その部分に食べカスが残ると悪臭を放つ原因になります。

数時間後には口臭を放つようになるのであれば、朝食前に細菌を洗い流しても、あまり意味がなくなってしまいますね。

起床後にすぐ歯磨きして朝食を食べないのであれば、その心配はありません。

ただし、健康面への影響はこの場合は含んでいません。

朝食後

朝食後に歯磨きをするメリットは、細菌も食べカスも一気に洗い流せることです。

爽快なお口の状態でスタートできると思います。

虫歯や歯周病リスクを残さずに、スッキリさっぱりです。

ただ、デメリットはやはり睡眠中に繁殖した大量の細菌です。

歯磨きする前に朝ごはんを食べてしまえば、細菌も一緒に飲み込むことになります。

それがすぐに体に悪影響があるわけじゃなくても、気持ち悪いですよね。

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ベストな方法

朝ごはんを食べる前に歯磨きする人の中には、食後にうがいをするから食べカスはキレイになっていると思っている人がいます。

たしかにうがいをすればある程度の食べカスは洗い流せますが、自分が思っている以上に食べカスは頑固に口の中に残ります。

細かくかみ砕いた物は、歯と歯のすき間に入り込んでいるので、うがいだけでは取り切れないのですよ。

歯並びやかみ合わせの個人差はあるでしょうが、うがいだけでは十分とは言えません。

ちなみに私は外出先で食事をした時は、歯磨きできないので洗面所でうがいをしてから歯間ブラシを使ってすき間の食べカスを取り除きます。

やってみると実感しますが、うがいしてもこんなに残っているんだ!と驚きます。

ですから、順番としては、歯磨き→朝食→うがいではなく、うがい→朝食→歯磨きがベストではないでしょうか。

起床後に水で30秒間うがいするだけで、口の中の細菌の大半は洗い流せると言われています。

殺菌効果のあるマウスウォッシュを使えばさらに効果的でしょうが、水だけでも十分なんですよ。

朝食前に歯磨きをしても、食後にもう一度歯磨きするのは忙しい朝には大変です。

睡眠中のお口の中の細菌問題と、虫歯や歯周病予防と口臭エチケットまですべてクリアするとなると、朝食後の歯磨きの方が合理的ではないでしょうか。

まとめ

朝の歯磨きのタイミングは、朝食前が当たり前だという人にとっては、納得できない内容だったかも知れません。

お口の中の環境は、個人差があるので必ずしも「これが正解」というわけではないので、参考程度に考えていただければと思います。

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