高校生が家庭の事情で引越しすると?転校はどうすれば?

学校・職場

高校に入学するときには、入学試験を受けて合格しなければいけません。

小学校や中学校で受験を経験していない限り、高校受験がはじめての入学試験です。

志望する高校に入学するため、一生懸命に努力して入学試験を合格したのなら、親の事情で転校なんて悲しいことです。

親の仕事の都合なら

単身赴任してもらえばいい

そうだよね

せっかく入学したのに

でも、仕事じゃなくて

どうしようもない事情もあるよね

そうですね。

仕事の都合で異動になっただけなら、子供の学校のことを考えて単身赴任するケースはあります。

子供にとって、転校とは人生の一大事ですから・・。

もしも転校しなくても済む方法があるのなら、そっちを選びますよね。

ですが、どうしようもない事情が起きた場合は、一人で生きる術のない年齢でもありますから、親と一緒に引越して転校するしかないでしょう。

ここで疑問が生まれました。

高校を転校する場合は、どんな手続きを踏むのでしょう。

小中学校とは違い、引越先の学区で自動的に学校に編入できるわけではないでしょう。

意外と知られていないと思いますが、高校生が転校する場合はどうすれば良いのか、調べてみました。

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高校生の転校手続き

高校生の転校手続きについて、公立高校と私立高校では弱冠の違いがあるとしても、基本的には前の学校と同じ学年を引き継いで転入できます。

ただし、義務教育ではないので小中学校のように手続きだけで転校できるわけではありません。

基本的に3つの条件をクリアしないと、転校できないケースがあるのです。

条件①

転校先の学校に欠員がないと、希望しても転入を認められません。

中途退学する生徒もいるので、欠員がまったくない高校は滅多にないですが、タイミングによっては欠員がない場合もあります。

条件②

転入試験に合格しなければ転校はできません。

その学校の入学試験のレベルを考えて、転校先を選ばないと転入試験で合格するのは難しくなります。

苦労して受験勉強して入学したほかの学生との足並みを考えても、試験の合格は基本中の基本です。

条件③

最後の条件は、転校前の学校が県外にあることです。

この条件の理由は、通学不可能になったために致しかたなく転校する場合じゃないと簡単に転入できないということでしょう。

ただし、県内であってもどうしても通えない理由があるのなら、その旨を説明すれば認められるケースもあります。

いずれにしても基本の条件はあくまでも基本であり、例外があるということでしょう。

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転校先の高校を探す

転校しなければいけなくなったのなら、まず第一にしなければいけないのが転校先の高校を探すことです。

引越しによって転校しなければいけないとすれば、引越先の住所から通学に都合の良い高校に転校できるとは限りません。

まずは転入試験を受けられるかどうか、そこから探さなければ転校手続きは何もできません。

公立高校は都道府県の教育委員会、私立高校は都道府県の私学協会に問い合わせをして、欠員があり転入試験を受けられる学校をリストアップしてもらい、そこから選んでいくことになるでしょう。

転校と編入

高校の転校は、なかなか手続きが複雑なので、できる限り転校しない方法を考えたくなるのはわかりますね。

もしもどうしても転校したい学校、転校できる学校が見つからない場合は一度高校を退学して編入するという手もあります。

転校と同じく、編入でも前の学校で取得した単位を引き継げることもあるので、入学し直して一年生から始めなければならないわけでもないのです。

ただし、前の学校で取得した単位が引き継がれるのは学年ごとの単位です。

つまり、2年生の2学期で学校を移ったとしても、1年生で取得した単位しか引き継がれないのです。

ですから、タイミングを考えないと次の学年で留年しなければならないケースもあるのですね。

転校の時期も考えないといけないので、やはり高校の転校は簡単ではないようです。

まとめ

高校の転校を経験したことがないと、どんな手続きが必要なのか知らないのが当たり前です。

簡単に学校を移れるわけでもないので、家庭の事情でどうしようもなく転校するのは仕方ないとしても、できれば避けたいと考えるのも自然だと思います。

親の仕事の都合だとすれば、せめて高校を卒業するまでは親に単身赴任で頑張ってもらいたいと考えるのは、わがままではないでしょう。

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