便利な世の中になり、人と人とのコミュニケーションも昔とは全然変わっています。
インターネット、携帯電話、スマートフォンがモノゴコロついたときからある世代には想像つかないかも知れませんが、ほんとに激変しているですよ、この30年あまり。
とくにスマホが普及して、LINEというアプリのおかげで、かなり幅広い世代がコミュニケーションツールとして使うようになりました。
最近はシニア層でもLINEを使う割合が高くなっているそうです。
友達、恋人、家族などプライベートな連絡はもちろんのこと、学校や職場などでも連絡手段としてLINEが使われることも多くなっています。
複数人で使えるグループLINEもあるので、複数人で相談したりするのにとても便利です。
便利にになれば、それに伴い何かしらの問題が生じるのです。
些細なことなら忘れてしまうのですが、些細なことでも人間関係の問題は小さなトゲがのどに刺さったかのような違和感を持ち続けることもあるのです。

何だか、意味深ね・・

不穏な感じ
大したことじゃなくても、例えば「既読スルー」です。
既読がつかないままの状態が続くのも気になりますが、既読スルーもかなり気になります。
気にしない人もいるでしょうが、少なくとも私は気になって仕方ないのです。
既読スルーがなぜ気になるのか、ご説明しましょう。
既読スルーになる理由
チャットのようにやり取りできるメッセージアプリには、開封や既読が相手にわからないように設定できる機能が備わっているものもあります。
しかしLINEにはそういう機能はありません。
既読をつけずにメッセージを確認する方法はありますが、LINEアプリでトーク画面を開けば、相手には既読が表示されます。
つまり、相手が自分が送ったメッセージを一度は目にしたことが確認できるのです。
それで何の返事もなければ、既読スルーとなるわけです。
既読スルーには、いくつかの理由が考えられます。
①読んだことが伝わるから返事は要らないと思い込む
②忙しくて返事をするのを忘れた
③不意にメッセージを開いただけで内容を見ていない
④返事したくない(めんどくさいなど理由はイロイロ)
主にこんなところではないでしょうか。
問題は、メッセージを受け取った側の意図が見えないことです。
仮に①や②であれば、たいして気にする必要もないですよね。
送ったメッセージの内容にもよりますが、伝わればそれでOKな内容なら、①や②でも問題はないのです。
③はちょっと複雑ですが、他のメッセージと間違えたりして既読をつけてしまったけど、内容を確認せずに放置してているうちに忘れてしまうこともあるかも知れません。(ほぼ②と同じですが)
問題は④です。
もしかして?と想像してしまうと、すごく気になるのではないでしょうか。
既読スルーが気になるワケ
もしもメッセージを読んで、返事が要らないと判断するような内容であれば、結果的に既読スルーになったとしてもさほど気にならないと思います。
リアクションマークやスタンプなどで簡単に返事もできるのに・・それもできないのか!と思う人もいるでしょうが、ここは百歩譲ってその点には触れないでおきましょう。
前項の④
つまり「読んだけど返事をしたくない」という想像をしてしまうのは、送った側にとっては返事をして欲しい内容のメッセージだからです。
たとえば・・

時間があれば食事でもどうですか?
このような内容のメッセージを送ったのに、既読がついても返事がないまま数日が経てば気になるでしょう。
無視したいのか、それとも忙しくて忘れたのか、それとも・・・
色んなことが頭の中を駆け巡るのではないでしょうか。
もっとストレートに

来週の予定を教えて欲しいので、
お返事ください。待ってます!
ここまで「返事を待っている」とハッキリ伝えていても既読スルーだとすれば、相手がどういうつもりで返事をしないのか気になってしまうのは当然だと思います。
ブロックではない
LINEを使っている方ならブロックという機能があるのはご存知ですよね。
ブロックしても相手には通知がいくわけでもないし、知られることもありません。
相手からのメッセージが来なくなるし、LINE通話もできなくなります。
しかし、送ったメッセージがいつまでも既読にならないままであったり、通話もできなくなれば「ブロックされた」ことに気が付くでしょう。
それは無言のメッセージですが「あなたとはやり取りしたくない」と伝えているのです。
ですが、既読スルーは少なくともブロックされているわけではないのはハッキリしていますから、余計に気になってしまうのです。

仕事関係だからブロックできないだけかも

断ち切れない人間関係もある

しかし、それならなおさら既読スルーは
マズいのではないだろうか
そうなんですよね。
めんどくさい相手で、ブロックするのを忘れていたという可能性もありますが、既読スルーになる理由として、多忙のため返事を忘れてしまうというがかなりの割合であると考えておきましょう。
既読スルーされた後の対応
既読スルーのまま放置されていると、悪い想像ばかりしてしまうのは私だけではないと思います。
返事をして欲しいという内容のメッセージを送ったのに既読スルーになっている場合は、もう一度催促するべきなのかとても迷うでしょう。
もう一度メッセージを送っても既読スルーになるかも知れませんし、今度は既読にもならないかも知れません(この場合はブロックも考えられます)
こうなれば、その人との人間関係の終了を意味するので、その決定打をくらいたくなくて何もできないまま時間だけが過ぎてしまうこともあるのでは。
私の考える対応は2つです。
1つ目は、そのまま放置して、相手と顔を合わせたりする機会があるまで何もしない。
これは自分も相手も追い詰めず、大人として表面上の付き合いはかろうじて残せます。
いわゆる大人の対応です。
2つ目は、別件を装ってもう一度メッセージしてみる方法です。
この対応によって相手の気持ちがハッキリわかる可能性が高いので、その後の付き合い方もハッキリさせられます。
あやふやなままにして過ごすのが気持ち悪いと思うのなら、後者の方がイイですが、あえて自分を追い詰めずに表面上の人間関係でもイイと思う相手であれば前者でも良いでしょう。
まとめ
既読スルーされたあとの対応は、自分にとってその人がどのような存在なのかによって考え方も変わります。
それほど重要な存在でもないのなら、既読スルーは放置して、あえて自分が傷つくかも知れない方法は選択しなくても良いのではないでしょうか。