資源ゴミを持ち去る行為は禁止されている?その理由とは!

不思議なルール

資源ゴミとは、再利用、再資源化が可能なゴミのことです。

たとえばペットボトル、空き缶、空き瓶、段ボールなどの紙類、古布などです。

このような資源ゴミの出し方は、自治体ごとにルールが定められています。

指定された収集場所に分別して出す方法や、家の前に出しておけば戸別回収される方法もあるのでお住まいの地域のルールを守るのが原則です。

ゴミの出し方のモラルは、シニア層も若い人たちにも広まってきたので、不法投棄でヒドイゴミ収集場所はあまりみかけなくなりました。

しかし、出し方ではなくゴミを勝手に許可なく持ち去る行為に関しては、まだ認識がバラバラなのではないでしょうか。

そういえば、

うちは古紙回収は戸別だから

持ち去り行為が時々あるみたい

ゴミを持ち去って

どうするつもりなんだろ

資源ゴミは、

換金できたり、

ポイントに交換できるから

なるほどね。

価値があるものを

無断で持ち去る行為なのか

資源ゴミの持ち去り行為が横行した地域では、自治体が迷惑行為として条例を作っているところもあります。

この問題は、ちょっともモヤモヤを感じてしまうのです。

このモヤモヤの原因を考えてみましょう。

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資源ゴミの持ち去り行為

資源ゴミは、不要なゴミとして各家庭から出されたものです。

つまり捨てられたものなので、無断で誰かが持ち去ったとしても、何がいけないの理解できないという意見があるのです。

不要なものでも、他の誰かにとっては必要なもので、価値のあるものだと考えれば、ムダにならずに再生されるという考え方なのでしょう。

しかし、ある地域で横行したのが、各家庭が出した資源ゴミを集め、トラックの荷台に次々に積んで持ち去る行為です。

これは完全にアウトです。

というのも、大量に資源ゴミを回収しているのが廃品回収業者だったからです。

資源ゴミを集めていた地域では、自治会ごとに資源ゴミの収集方法を話し合い、換金されたお金を積み立ててゴミ収集所や集会所などの維持管理費用に充当していたからです。

資源ゴミの価値なんて、大したことはないと考えるかも知れませんが、年間では数十万円になることも。

ちなみに筆者の住んでいるところでは、町内会が回収業者を選定しています。

一年に一度、町内会の会計から収支報告がありますが、それを見ると年間60~70万円ほどです。

約1,000戸の町内会ですから、もっと人口の多い都会でこのような行為を放置すると大きな損害になってしまうでしょう。

お住まいの自治体が、資源ゴミの持ち去りについて何の条例も定めていないのであれば、何もお咎めもないのかも知れませんが、回収業者が無断で持ち去る行為が認められるわけではありません。

廃品回収業者は、廃棄物処理法や家電リサイクル、古物営業法などの許可を得ているはずです。

その法律を守っていなければ、営業許可が取り消されます。

たとえ不用品だとしても、資源ゴミを無断、無料で持ち去ることは許されないのです。

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個人が必要なものを持ち去る

資源ゴミを無断で持ち去るのはダメ!というのは、業者だけじゃなく個人でも同じです。

資源ゴミは不要だけれど、再生可能で価値のあるものとして扱われるものなので、たとえ捨てたものでも、無断で持ち去るのはイイことではありません。

じつはここからは自分自身の経験によるものです。

我が家では複数頭の猫を飼っています。

猫の習性として、爪とぎをするので、専用のグッズが家の中に沢山あります。

段ボール製の爪とぎは、安価で交換しやすいため、ソファー型やドーム型など様々な形状の爪とぎを取り揃えています。

複数頭いるので、ボロボロになるのも早く、数か月で捨てるものもあります。

段ボール製なので、資源ゴミの古紙として回収してもらえるのですが・・・。

普通に段ボール箱と一緒に家の前に出しておくと、猫の爪とぎだけがなくなるのです。

それが毎回のことです。

古着や古雑誌、空き缶や空き瓶など他の資源ゴミはそのままなのに、猫の爪とぎだけが毎回なくなるのはかなり不気味です。

しかも家の前に出して1時間もしないうちになくなります。

常に我が家の資源ゴミを監視している人が近所にいて、そのお家では猫を飼っているのでしょうね。

一度は、他の古着などを上に乗せて、簡単に持ち去れないようにしたのですが、それでもなくなっていました。

そこまでして、ボロボロに使い古した爪とぎが欲しいのか・・・とさらに不気味になり。

現在はそのままの状態ではなく、分解して他の段ボールと一緒に出しています。

近所の人がしていることだと思うので、通報まではしていませんが、もしも必要であれば一声かけてくれれば問題ないことです。

昔の感覚では、粗大ごみとして出された家電や家具を勝手に持ち帰り、修理して使うこともあったと思います。

そういう感覚のズレだけの問題なので、迷惑行為とまでは言いませんが、自分の家の前に出してある資源ゴミをチェックされているのは、気持ちの良いものではありませんね。

念のため役所に相談したら、やはり無断はルール違反にあたる可能性が高いそうです。

まとめ

資源ゴミとは、その名の通り資源となる可能性があるものなので、ただゴミとして処理するわけではありません。

それだけに、ゴミだから拾っても問題ないと勝手に思い込むのは危険です。

使い捨てではなく、資源として使えるものだからこそ価値があるので、軽く考えてしまうとトラブルのもとを作り出してしまいます。

住んでいる自治体によってルールは違うので、引越したときなどはよく注意する必要がありますね。

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